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Rocky Linux 9 ・ 初期セットアップ

Windows 11からRocky LinuxへWebサイトのデータを転送

WinSCP(GUI)またはWindows標準のscpコマンドで、手元のWebサイトデータをサーバーへ配置する手順

対象:/var/www/html(Apache公開フォルダ) SFTP / SCP

目次

  1. 重要ポイント:権限について
  2. 準備:WinSCPの導入
  3. STEP 1:WinSCPでRocky Linuxに接続する
  4. STEP 2:ファイルを転送する(アップロード)
  5. STEP 3:公開フォルダへ移動させる(コマンド操作)
  6. STEP 4:ブラウザで確認
  7. おまけ:Windows標準機能(scp)を使う方法

重要ポイント:権限について

Webサイトのデータをインターネットで公開するには、手元のWindowsパソコンにあるデータを、Rocky Linuxの公開フォルダ(/var/www/htmlに配置する必要があります。

⚠️ つまづきやすい最重要ポイント

Linuxのセキュリティ上、Windowsから通信ソフトを使って直接 /var/www/html にファイルを書き込むことはできません(Permission Denied エラーになります)。そのため、以下の「2段階の手順」を踏むのが基本ルールです。

  1. 転送:Windows 11から、Linuxの「自分のホームフォルダ(/home/ユーザー名)」へデータを転送する。
  2. 移動:Linuxの黒い画面(SSH/TeraTermなど)でコマンドを打ち、ホームフォルダから「Web公開フォルダ(/var/www/html)」へ移動させる。

これを踏まえて、実際の作業を進めていきましょう。

準備編:推奨アプリ「WinSCP」の導入

Windows 11の画面を左右に分割し、「左側がWindows、右側がLinux」というようにマウスのドラッグ&ドロップで簡単にファイル転送ができる「WinSCP(ウィンエスシーピー)」という無料ソフトを使用するのが圧倒的に推奨です。

導入手順

公式サイト(https://winscp.net/eng/download.php)へアクセスし、緑色の「DOWNLOAD WINSCP」ボタンからダウンロードし、インストールします。

手順編:WinSCPを使ったデータ転送と公開

STEP 1

WinSCPでRocky Linuxに接続する

WinSCPを起動すると「ログイン」画面が表示されます。以下のように入力します。

転送プロトコルSFTP(デフォルトのままでOK)
ホスト名サーバーのIPアドレス、またはドメイン(例:your-domain.mydns.jp
ポート番号22(デフォルトのままでOK)
ユーザー名Rocky Linuxにログインする時のユーザー名(例:rockyなど、ご自身の環境のユーザー名)
パスワード上記ユーザーのパスワード

ログイン」ボタンをクリックします。(初回接続時は警告が出ますが「はい」で進みます)

STEP 2

ファイルを転送する(アップロード)

接続が成功すると、画面が左右に分かれます。

左側あなたのWindows 11のパソコンの中身
右側Rocky Linuxのサーバーの中身(最初は /home/ユーザー名 が表示されています)
  1. 左側の画面で、作成したWebサイトのデータ(index.htmlなど)があるフォルダを開きます。
  2. 転送したいファイルを選択し、左から右へドラッグ&ドロップします。

※これでLinuxのホームフォルダへの転送が完了しました。

STEP 3

Linuxの公開フォルダへ移動させる(コマンド操作)

次に、TeraTermなどのSSH接続ソフト(またはWindowsのコマンドプロンプトからssh ユーザー名@サーバーIP)で、Rocky Linuxの黒い画面にログインします。以下のコマンドを順番に実行し、ファイルを移動させてWeb公開設定を行います。

① ファイルをWeb公開フォルダへ移動する
# 例:ホームフォルダにある index.html を /var/www/html へ移動する
sudo mv ~/index.html /var/www/html/
② 所有者をApache(Webサーバー)に変更する
sudo chown apache:apache /var/www/html/index.html
③ SELinuxのセキュリティ許可を与える(Rocky Linux特有の必須作業)
sudo chcon -t httpd_sys_content_t /var/www/html/index.html
STEP 4

ブラウザで確認

Windowsのブラウザ(ChromeやEdgeなど)を開き、https://your-domain.mydns.jp(ご自身のドメイン)にアクセスして、自分が作成したWebページが表示されれば大成功です!

(おまけ)Windows 11標準機能(コマンド)を使う方法

専用アプリ(WinSCP)をインストールしたくない場合や、黒い画面(コマンド操作)に慣れたい場合は、Windows 11に標準搭載されている「コマンドプロンプト」または「PowerShell」を使って転送することも可能です。

  1. Windowsのスタートボタンを右クリックし、「ターミナル」または「コマンドプロンプト」を開きます。
  2. 以下のscpコマンドを実行して、ファイルを転送します。
書式
scp [Windows側のファイルパス] [Linuxユーザー名]@[サーバーIPまたはドメイン]:~/
実行例(Windowsのデスクトップにある index.html を転送する場合)
scp C:\Users\あなたのWindowsユーザー名\Desktop\index.html rocky@your-domain.mydns.jp:~/

※実行するとパスワードを聞かれるので、Linuxユーザー(rocky等)のパスワードを入力します。

転送後の仕上げ

転送が完了したら、TeraTern等でサーバーにログインし、前述の「STEP 3:公開フォルダへ移動させる(コマンド操作)」を全く同じように実行してください。

最終チェックリスト

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