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SPF / DKIM / DMARC検証記録(受信編)

Gmailから自宅サーバー宛に送られたメールを、Postfix + OpenDKIM + OpenDMARCがどのように検証したのかを、実際のヘッダーで確認します

SPF PASS DKIM PASS DMARC PASS

本ページの位置づけ

「SPF/DKIM/DMARC検証記録(送信編)」が「自宅サーバーから送ったメールをGmailがどう検証したか」だったのに対し、本ページは逆方向、「Gmailから届いたメールを自宅サーバーがどう検証したか」を確認します。送信者名・メールアドレスは「ABC」に置き換えています。

目次

  1. 1. はじめに(今回の受信ルート)
  2. 2. 検証対象のメールヘッダー(抜粋)
  3. 3-1. SPFの検証
  4. 3-2. DKIMの検証
  5. 3-3. DMARCの検証
  6. 4. 技術アーカイブとしての意義とまとめ

1. はじめに(今回の受信ルート)

今回のテストは、外部(Gmail)から自宅サーバー宛てに送信されたメールの検証です。

項目内容
送信元(From)ABC@gmail.com
宛先(To)ABC@yama.mydns.jp
受信サーバーmail.yama.mydns.jp(独自構築したPostfix環境)

自宅サーバーに導入された Postfix、OpenDKIM、および OpenDMARC が協調して動作し、相手(Gmail)が本物であるかを判定した形跡がヘッダーから読み取れます。

3-1. SPF(Sender Policy Framework)の検証

項目内容
認証結果PASS spf=pass
送信IPアドレス209.85.167.52mail-lf1-f52.google.com
検証を行ったヘッダーReceived-SPF

自宅サーバーでの処理

メールが届いた際、PostfixのSPF検証機構が、接続してきたIPアドレス 209.85.167.52 を確認しました。

次に、送信元ドメイン gmail.com のDNSに登録されている「SPFレコード(送信許可リスト)」をインターネット経由で照合し、このIPアドレスがGoogleの正規サーバーリストに含まれていることを確認したため、Received-SPF: Pass(合格)を記録しました。

3-2. DKIM(DomainKeys Identified Mail)の検証

項目内容
認証結果PASS dkim=pass
検証を行ったプログラムOpenDKIM Filter v2.11.0
検証内容2048ビットの鍵(アルゴリズム: rsa-sha256、セレクタ: 20251104)による検証

自宅サーバーでの処理

自宅サーバーに導入されている「OpenDKIM」が動作しました。

届いたメールヘッダーにある DKIM-Signature(署名)を確認し、署名ドメインである gmail.com のDNSサーバーから公開鍵(セレクタ:20251104)を取得しました。

この鍵を用いて、届いたメール本文やヘッダーが途中で改ざんされていないかを数学的に検証し、一致したため dkim=pass(合格)と記録しました。

3-3. DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance)の検証

項目内容
認証結果PASS dmarc=pass
検証を行ったプログラムOpenDMARC Filter v1.4.2
DMARCポリシーp=none(Google側が宣言している、認証失敗時の推奨アクション「何もしない」を確認)

自宅サーバーでの処理

自宅サーバーに導入されている「OpenDMARC」が動作しました。

表示上の送信元(Fromドメイン:gmail.com)が、これまでに検証した「SPF」および「DKIM」のドメインと矛盾していないか(アライメント)を確認します。

両方のアライメントが完全に一致し、各認証もPASSしているため、なりすましは「なし」と判断して dmarc=pass(合格)を記録しました。

4. 技術アーカイブとしての意義とまとめ

今回のログから、構築したメールサーバー(mail.yama.mydns.jp)が単にメールを受け取るだけでなく、自前のシステム構成(Postfix + OpenDKIM + OpenDMARC)を用いて、外部から届くメールを厳格にセキュリティチェックできていることが実証されています。

送信・受信の両方向でPASSを確認完了 🎉

Gmail→自宅サーバー、自宅サーバー→Gmailの双方向で送信ドメイン認証が正しく機能していることを確認できました。SPFとDMARCアライメントの違いについては「SPFのPASSとDMARCアライメントの違い」もあわせてご参照ください。

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